「学園アイドルマスター」について思う

数時間前、「学マス」というタイトルのアイマス新ブランドが公開された。

正直、デレマスを辞めた以来アイマスというブランドは自分にとって既に過去形のもので、恐らく二度とデレマスと同じような狂気とも言えるほどの情熱を注ぎこむことはないという考えをずっと抱え込んでいた。
なぜかと言うと、本家はほぼ活動が停止しているし、デレマスは辞めたし、ミリオンは特にピンとくる子いないし、シャニ以降アイマス関連に色々があって闇が深そうだし、ワイのアイマス人生はここまででいいっかぁとか思っちゃっていたり、それに今の自分にはアイプラと蓮ノ空両方掛け持ちしているから毎日の推し活は十分充実していると思っていた。
なので、最初に「学マス」の情報を見かけた際に心情の起伏はそんなになかった。

だがそれは「学マス」の発表生放送を観るまでのことだった。

ブランドに期待してなかったし多分ゲームもやらないだろうなあとか思いずつ、一応腐っても二次アイドル厨だから情報としては把握しておきたいという思いで生放送をリアルタイムで視聴して、Developer: QualiArts という衝撃のシーンを見た。

多分根っこから STEM 出身のせいか、スマホゲームを見る際に一番重視するのは普通の場合のゲームのイラストでもコンセプトでもなく、ゲームのクオリティ、技術力、転じて開発会社だった。
QualiArts という会社を最初に覚えたのはおおよそ 8 年前、オルタナティブガールズ2がリリースされた頃。
当時はゲームのコンセプト、特にクオリティに圧倒されてまさにこんなゲームがしたい!という思いで最初は結構やりこんでいた。ただその際はデレステにハマっている最中で、まだ学生だった自分には二つのソシャゲを同時に課金しながら遊んでいくのは難しくて、その後二者択一の思いでオルガルをやめた。
ゲーム自体はやめたけれど、QualiArts という会社の名を深く記憶の中に刻み込まれていた。

それから時間が流れ、再度にその名を見たのは 2020 年の年末頃。
具体的な時間は忘れてしまったけど、暇でスマホでツイッターを流す時突然一つのプロモーションが視界に入ってきて、目を奪われてしまった。
それが自分と IDOLY PRIDE というコンテンツとの初めての出会いと、QualiArts というブランドの再会。
再び出会ったこのブランドは相変わらず美少女3Dモデルにおける最強とも言えるほどのクオリティで自分の認知を圧倒してしまい、ちょうどデレステを辞めた後のこともあり、それからアイプラにハマってしまって現在に至る。

アイプラを解析したこともあり、それから時々 QA のテクニカルブログを覗いたりもしていて感じたことは、この会社は技術的な新興物事に対して非常に積極的な態度を取っていること。根っこから STEM 出身の自分にとってこれはすごく親近感を感じるポイントだからこの会社にずっと好感を持ち合わせている。

「こんな真剣にゲームを作っているなのにヒット作一つもないのは無念過ぎる……」

という考えはずっと頭の中にあって、もやもやする気持ちも何度も感じていた。
多分努力しているなのに報われない人を見てると同じ理屈だと思う。

学マスの発表会までの自分は表面上アイプラを楽しみながら裏ではいつサ終でも大丈夫ように自己防衛の心構えをしていた。まあ小さいカンパニーだからそういう心構えはしておいた方が自分のためだしね。
学マスが発表されて、こんな大きいタイトルを取った QA は短時間内では潰される心配はなくなっただろうけれど、そこでこれまでにはアイプラに向けられていた資源は学マスに取られるのではないか、アイプラは徐々に淡出されるのではないかという心配を思いずつ、デカいタイトルをとってようやく名を売られるであろう QA に心底おめでとうと思っている。

ただまあ……アイプラの中で QA は企画の一員として参加しているからゲームの設計におけるコントロール権は大きいだと思うが、学マスの場合企画はすべてバンナムの方でやっているからゲームのグラフィックやインターアクションの部分以外恐らくアイプラと大きく異なってくると予想はつく……特にガチャは多分バンナム伝統の重課金システムになると思う。

学マスをやるかどうかについては、まあピンとくる子がいるかどうかによるだと思う。とりあえずリリースまでにこのコンテンツを追ってその中の色んな子の性格だったり声だったりビジュアルだったりを吟味しながら決めていきたいと考えている。

 Comments
Comment plugin failed to load
Loading comment plugin