「ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-」感想

ツイッターで知人に勧められてやってみたものの、すっかりハマってしまった。

最初にやった時、時代背景や日本の歴史について何も知らなくて、何の話なのか全然分からなくてそのまま何時間も進んだ。その後「赤穂事件」というキーワードを得て調べてやっと作品の趣旨が分かり、時代背景も進みながらちょくちょく調べて、中盤まで進んだ頃、これは何の話なのかは大体飲み込めることができた。

本作はとにかくエンタメ性抜群で、燃える、泣ける、笑える素晴らしい作品だったと思う。テーマはシリアスなのに、ふざけた展開をちょくちょくメインストーリーに挟めて読んでいてとても面白い。

武士のイメージについてこれまでは大体かっこいいとか忠誠心そのものとか考えていたが、本作を通してそのイメージは変わったとは言えないが雲の上の理想の形より少し現実に近づいただと思う。やはり武士も人だよな…など当たり前のことを気づいたのも本作のおかげ。特に浪人になって明日の飯を食う金もない日々の中、金にならない武士の誇りを選ぶか、その誇りを捨てて他の主君に仕えるあるいは商人になるか、そんな現実の問題が迫る時やはり降りる人も普通に出るんだな、でもその上で敢えて誇りを選ぶ人はやはり凄いだと思うし尊敬する、自分は絶対降りるんだが。

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歴史の勉強にはとてもなる。以前幕府や大名などの名詞を聞いても大体何のことを指してるのか雰囲気で理解できるが具体的に何のことかは分からなかった、でも本作をやって江戸時代の政治と風習そして専門用語などを一般人レベルの知識を得た。特に武家諸法度による刀は本差と脇差二本について一番納得が出来た、よくゲームで武士は大小二本の刀を差してる様子を見ていたがそれはなんでなのか特に調べもなく多分ファッションの一種かと勝手に思っていたがまさか法令があるとは全然思わなかった。

ラスボスとの戦いは都合がよすぎる点もいくつかあるんだがまあそれはそれでエンタメ性が出るので良しとしよう。

あと遊郭のことについて詳しく調べさせて貰った。なんというか、いつの時代でも色んな遊びがあるんだな……わかめ酒とか花電車とかよくそんな遊び方を思いつけることだな、千年前の大先輩たち凄すぎるわ、いやマジで尊敬しかない……やはりエロはいつの時代にでも人類進化の元だな、うん!

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