誕生日について

非実在キャラクターの誕生日のこと。

よくSNSやいろんなサイトでキャラの誕生日を祝うメッセージを見かける、それを見るたびにそれなんの意味があるんだと思ってしまう。

誕生日を祝うの一般的な意味は「生まれてくれてありがとう」ということはよく理解している、だがそれは実在の人に対してだからこそ意味を持つ、非実在のキャラに対して一体なんの意味があるんだろうと、わたしはいつも考えてる。もちろんそのキャラが自分にもたらしたいろんな感情に対しての感謝という解釈も一理あるがそれでもまだ浅い、根本的な理由はそれじゃないと心のどこかは思ってる。

そして最近「ハミダシクリエイティブ」をクリアした後、ツイッターで原画の宇都宮さんが常盤の誕生日祝いイラストを見た時突然理解した。


それは「忘れないため」である。


わたしの間違いはデフォルトでそれは「ソシャゲのキャラ」の誕生日だと認識していたこと(ソシャゲキャラの誕生日祝いが一番よく見かけるので)。ソシャゲは性質上毎日やるものだから毎日そのキャラと会える、だから普段は特に何も思わない。

でもコンシューマーゲームになると話が違くなる。コンシューマーゲームは普通一度クリアしたらそのまま棚の上に上げるもの、二度と手を付かないものも少なくない、そしてそのキャラたちは段々わたしたちの記憶の中から遠ざかっていく、忘れていく。だからこそきっかけが必要なのだ、そのキャラがわたしたちにもたらした感動や愛おしい感情を忘れないために、普段の日常の生活の中でそのキャラたちを思い出すささやかなきっかけ、それは誕生日なのだ。一年に一度だけそれを思い出せればいい、そのキャラたちが自分にとって確かに実在したこと。

だからこれからわたしはエロゲのキャラの誕生日をできるだけ覚えておくように努力したい、そして誕生日になったらそのキャラたちを思い出しながらいてくれてありがとうと伝えたい。まあただの自己満足だけど自己満上等だな、唯心論者にとって自己満足こそ世界そのものだからな、なめるなよ。

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